会社設立豆知識!妻名義の財産

豆知識

・会社設立で妻名義の財産を資本金に組み入れた場合
妻名義の財産を、資本金に組み入れるとどうなるか?
今回は、親族が会社設立に絡んだ場合の注意点について、詳しく解説していきたいと思います。

・会社に預け入れた資本金は誰の物?
まず、会社に預け入れた資本金についてのお話をしたいと思います。
会社に預け入れた資本金は、一体誰のものになるのか?発起人のもの?それとも会社のもの?
この答えは、ズバリ会社のものということになります。
一度預けた資本金は、個人で勝手に引き出すことはできなくなりますので、十分によく考えた上で、預ける必要があります。
資本準備金という形で資本金に組み入れずに、積み立てるお金を用意することもできます。
資本準備金というのは、会社の運転資金が万が一、底を着いた時に使えるお金になります。
資本金の1/2を超えない金額まで、資本準備金を積み立てることができますので、覚えておくと良いでしょう。
さて肝心の妻名義の財産ですが、それを資本金に組み入れた場合どうなるのでしょうか?
基本的には、妻を発起人にしないと、妻名義で資本金を預け入れることはできません。
ですから、妻が会社の発起人に貸し付けたという形にするのが一般的です。
発起人決定書に妻の名前を記名して、発起人として登録することで、資本金を預け入れることができるようになります。

・妻の財産が現物資産の場合
会社に預ける妻の財産が、不動産のような現物資産の場合どうなるのでしょう?
この場合は、調査報告書を作成することで現物資産を、会社の資本として組み入れることができます。
ただし、現物資産を預ける場合は、妻を発起人にしなければなりません 。
ちなみに調査報告書とは、現物資産を預ける時に、監査人や取締役に作成してもらう必要がある書類のことです。
登記手続きの時に合わせて、提出する必要がありますので詳しく調べておくと良いでしょう。

・妻を役員に添えるメリット
妻を役員(取締役)にするメリットは、個人所得税を節税できるという点です。
代表取締役である夫が、一括して高額な役員報酬を受け取るより、妻や親族に役員報酬を分散した方が、所得税の累進課税が低くなります。
また、株式会社の役員は、会社の株式を何パーセントか保有するケースが多く、親しい身内を取締役に加えることで、会議で意見が通りやすくなります。

・親族を役員に入れる時の注意点
親族を役員に入れる時には注意点もあります。
業務に携わらない親族をそのまま役員にして、報酬を渡していると不当報酬と認定されて税務署に指摘される恐れがあります。
そうなってくると、支払った役員報酬の経費計上が認められなくなってしまいますので、法人税の修正申告が命令されることになってしまいます。
修正申告が言い渡されるとペナルティーが加算されますので、親族を役員にする時には十分注意が必要です。